なんで俺じゃあかんねん

ハルが高校に入ってから告白された数、か。

正直気になる。

中学のときも、めちゃくちゃ告白されてたから、いちいち気にしてもしょうがないやん!って思ってたけど、
やっぱり気になるものは気になる。

「・・・5人。」

え、うそ!!

「うそ!マジ?まだ7月やけど。」

心の声が相崎くんの声とかぶった。

まだハルが入学して3か月。

3か月で5人からもう告白されたなんて・・・。

相変わらずおモテになること。

「っで?付き合うん?」

「いや、全部断りました。俺好きな人いるんで。」

・・・・っ!

その言葉にどきっとした。

絶対ありえないのに
最近の言動から、もしかして私なのでは、というおめでたい期待。

いや、ないない・・・

なに考えてるんやろ、バカやな。


「・・・へえ、ハル、好きな人おるんや?」

相崎くんが騒ぐ横で、真田くんはぼそっと意外そうに言っただけ。

「はい、いますよ。」

ハルは、そんな真田くんをじっと意味深に見つめる。

「俺絶対あきらめるつもりないんで。」