なんで俺じゃあかんねん

「でもさ!

女子生徒のお目当てには、おまえも入ってるんちゃうの?」

にやっと笑いながら相崎くんは、隣の肩をつついた。

「ははっなわけないやん!」

「真田先輩目当ての女子も結構いますよ。」

真田くんが笑うのとは対照的に、ハルが至極真面目な顔をしている。

ハルはそのまま、私の隣に座った。

・・・ここしか空いてないから仕方ないのはわかるけど。

なんとなくそわそわする。

いつも、家で隣に座ってる時とはどこか違う。

「そうやとしても、おまえには負けるわ。」

そう言って、真田くんはやっぱり笑った。


「いらっしゃい、ハル。

んでさ、今まで何人に告白された?あ、高校入ってからな!
中学までもいれたら数えきれんやろうし。」

相崎くんってば、ぐいぐいいくな。

さっき知り合ったばっかりなのに。

でも、彼のこういう人懐こさは好かれる。人気者の秘訣なのかもしれない。