なんで俺じゃあかんねん

「まあとにかく、俺のことは気にせんでええから。
もう席もどってええよ。

これからも遼と仲良くしたって。ついでに俺とも!」

相崎くんは、へらへらと手をふる。

今日はじめて相崎くんと意見があった!

私も、一刻も早くハルにここから去ってほしい。

「いや・・・

あっちうるさいんで、ちょっと避難していいですか?」

え・・・?

ハルがあきれながら見る、2つとなりのテーブル。

確かにだいぶ会話が盛り上がっている様子。

でもだからって、なんでこっち来るわけ!?

「なに言ってんの!!もどりなさい!」

姉らしく注意してみる。

だって、この状況にハルまで加わるとか耐えられへん。

もうすぐ食事も終わるし。

私は、早くこのファミレスから抜け出したい。

なのに、ここでハルが来たら余計にとどまる時間が長くなってしまいそう。

「はあ?葵に聞いてないし・・・。」

「・・・なっ!」

相変わらず、全く可愛くない!!

ちょっとは弟っぽくすればいいのに。

そしたらきっと、私ももっと姉らしくできるのに・・・。

きっとにらむと、フンと鼻を鳴らされた。

・・・ムカつく!