なんで俺じゃあかんねん

大きな声が店中に響き、私たち3人は声の方へ注目した。

あ、あれは・・・!!!!

「あ、1年の奴ら・・・。」

真田くんもぽろっとつぶやいた。



2個となりのテーブルに向かって話しかけている男子高校生3人。

ハルと、りっくんと、あとは確か斉藤くん?


「うわ~戻り辛くなったな~~。」

ちょっと困ったように笑ったのを見て、どうやら相崎くんは遼くんとここに来ていて、戻るテーブルはあそこなのだと悟った。


そんなことより、大変や!!!

ハルがとうとう来てしまった。

しかも、こんな近く。

ここにおったら、私がおることもバレてしまう。

一刻も早く退散しないと。

でも、まだ残ってるし・・・

ここで店いきなり出たら、あからさまに逃げたみたいやし。

うーーーん・・・・。