帰り道。
杏ちゃんに終業式の後デートすることを話した。
「へえ！！いいやん！
まずは、相手のこともっと知ることからやね！」
「うん。私もそう思う。」
「うちは、真田くん良いと思うけど。
前の相崎くんより真面目やし。」
別に相崎くんも不真面目ってわけじゃないんやけどな～。
ただ、たぶん中学の時からモテてたやろうし、ちょっと慣れてる感じがあるというか。
仲いい女子がいっぱいいた、というか。
でも、ちゃんと女友達と彼女やった私の、接し方には歴然とした違いがあったし。
そういう違いを出せるところも、それまでに何人もと付き合ってたからできたことなんやろうけど。
「あ、そういえば！」
杏ちゃんが思い出したようにこちらを向く。
「葵って、ずっと好きな人がおるんじゃなかったっけ？
ほら、中学のときの元彼に『別の人が好きなんやろ』って言われたんやろ？
それに、相崎くんにも『ちゃんと俺のことを好きではない』みたいなこと言われたって、前に言ってなかった？」
「あー、うん・・・。」
私が抱える、今最大の悩みやん。
鋭いところついてくるな～。
「その人はいいの？てか結局誰なん？
いくら聞いても教えてくれへんし、告白もしいひんみたいやし？」
いや、教えられへんし、告白もできへんねんけど。
だって、相手・・・弟やもん。
言えるわけない。
杏ちゃんに終業式の後デートすることを話した。
「へえ！！いいやん！
まずは、相手のこともっと知ることからやね！」
「うん。私もそう思う。」
「うちは、真田くん良いと思うけど。
前の相崎くんより真面目やし。」
別に相崎くんも不真面目ってわけじゃないんやけどな～。
ただ、たぶん中学の時からモテてたやろうし、ちょっと慣れてる感じがあるというか。
仲いい女子がいっぱいいた、というか。
でも、ちゃんと女友達と彼女やった私の、接し方には歴然とした違いがあったし。
そういう違いを出せるところも、それまでに何人もと付き合ってたからできたことなんやろうけど。
「あ、そういえば！」
杏ちゃんが思い出したようにこちらを向く。
「葵って、ずっと好きな人がおるんじゃなかったっけ？
ほら、中学のときの元彼に『別の人が好きなんやろ』って言われたんやろ？
それに、相崎くんにも『ちゃんと俺のことを好きではない』みたいなこと言われたって、前に言ってなかった？」
「あー、うん・・・。」
私が抱える、今最大の悩みやん。
鋭いところついてくるな～。
「その人はいいの？てか結局誰なん？
いくら聞いても教えてくれへんし、告白もしいひんみたいやし？」
いや、教えられへんし、告白もできへんねんけど。
だって、相手・・・弟やもん。
言えるわけない。
