なんで俺じゃあかんねん

今日の部活は久しぶりに全員集合ということもあって、みんな声が出ていていつもよりも活気があった。

その中でもとくに・・・

「海~!!今日絶好調やん!!」

3on3の練習中、何本もシュートを決める真田先輩に、他の先輩たちが群がる。

真田先輩は今日、本当に調子が良かった。

「まあな~。」

「これも、愛の力かな・・・?」

・・・・はあ?

「はあ!?」

俺の心の声と真田先輩の声が重なる。

「で、麗しの坂井さんとは、結局どうなん?」

・・・そうや。

テストやったこともあったし、俺自身の気持ちもあって、真田先輩とどうなったか、葵からもなにも情報はなし。

二人が今どういう状況なのか、正直めっちゃ気になっていた。

「どうって・・・。」

「俺もそれ気になってた~。

3年の間でも噂になってるんや。」

「そうそう。なんてったって、おまえモテるからな~。

そんな真田が告白大会で、あんな盛大に告っちゃったもんな~
ホンマは文化祭翌日の部活ん時に聞きたかったけど、気遣ってやったんやぞ?」

「そうそう!でも、そろそろ聞いてもいいやろ~。」

3年の先輩たちまで加わってコーチには聞こえないように、あくまでひそひそと、でもどんどん盛り上がる。