なんで俺じゃあかんねん

期末テスト終了。

俺は、斉藤とリキトとともに久しぶりの部活のため体育館へ向かっていた。

「長かったな~テスト!!

ハル、どうやった?」

「なんか、これまでで一番解けた気がする・・・。」

「まじかよ!まあ、俺らが教えたしな!」

確かに斉藤たちのおかげでもあるので、素直に「ありがとう。」と返した。

反対側からリキトが、肩に手をかけて話しかけてくる。

「あと、葵ちゃんにも教わったし、な?」

「あーうん・・・。」

意味深な笑み。

斉藤の手前変なことは言わないと思うけど・・・。

「ハルがここまで、勉強にやる気だしてたことあったっけ?」

「は?」

「なんか、やる気を出したくなるようなことがあったんかな~?」

んな・・・っ!

リキトの言い方に、変に羞恥心を刺激される。

「別になんもない!」

俺は大げさなまでに、思いっきりリキトを引き離して少し足を速めた。

「そんなことより、早く部活行こう!」

「お!待てよハル~。」