なんで俺じゃあかんねん

「俺、彼女できたことないけど・・・話くらいなら聞けるで!」

「え、遼彼女できたことないん!?」

意外な発言に俺は思わず聞き返した。

「うん!」

「でも遼、まえ告られてたよな?3年の先輩に。」

「上原なんで知ってんの?」

「いや・・・たまたま見かけて。」

バツが悪そうに視線をそらす。

「まあええけど。

確かに、告られたりはあるけど、好きじゃない人と付き合うのって相手にも失礼かな~って。」

意外や・・・。

「そういうみんなは彼女おったことあるん?」

なんかわからんけど、ええ具合に俺のことから話がそれてる。

よし・・・このままそらしていこう。

「俺は、中学んときに。」

と飯島。

こっちも意外。

「マジかよ、飯島!!おまえは仲間やと思ってたのに。」

「ってことは上原はないんや?」

斉藤は上原の肩に手を置いてニヤニヤする。

「そういうおまえもないやろ!」

パシッと今度はリキトが斉藤の頭を叩く。

「いった!!じゃあ、リキトはあるわけ!?」

いや、リキトは・・・

「あるよ。」

「え!?」

なかったはず、と思ってた俺は思わずでかい声をだした。