なんで俺じゃあかんねん

「・・・ル!!おーい、ハル!!」

「お、おお!」

昼休み。

いつものように、食堂で飯。

斉藤が俺のことを呼んでたらしく、気づくと全員の視線が俺の方へ向いていた。

「え、なに?」

「めずらしいな、ハルがボーっとしてるなんて。」

祥ちゃんが牛乳をストローで吸いながら言う。

「いや、最近こいつ授業中もこんなんやで?」

「え、そうなん?どしたん?なんか悩みでもあるんか?」

上原がちょっと心配そうに俺を見る。

「いや、ない。」

ほんまはあるけど・・・。

「ほんまか~?好きな奴のことでも考えてんちゃうか!!」

んな・・・・!!

斉藤!!おまえ、こんなときだけ鋭いな!

俺は、思わず目を見開き斉藤を見る。

「え、まじ・・・?」

その反応に、斉藤も目を見開く。

当てずっぽうかよ!!

「へえ~なに考えてたん?」

今度はリキトがにやにやしてこっちを見てくる。

「なんも考えてへん!!」

「いやいやハル・・・・。今のはわかりやすすぎるで。」

ふふふと、目を瞑って何度もうなずく祥ちゃん。

「俺らに話してみ?」

飯島までそんなことを言ってくる。

おまえらに話したところで、解決せんやろ!!

ここで、彼女おるの祥ちゃんだけやし。