なんで俺じゃあかんねん

よかった・・・・

俺、ほとんど置き勉してて。

そのおかげで部活の用意だけ持っていったらええねんから

すぐ持ち物準備できたわ。

寝癖もついてへんし・・・・

不幸中の幸いってやつか?


俺はそのまま2階で顔を洗い、歯を磨き

一応髪を整えて、エナメルを持って1階へ行った。


家は、階段のすぐ横が洗面所という造りだ。

階段を下りると、葵が洗面所でうなっていた。



「ハル~~!!ここのはねてるの、どうにかしてや!!」


俺の方に振り返って半泣きで訴えてくる。


「はあ!?そんなん知らんわ!

寝癖直しは?」

「つけても直らん!」

「じゃあ、もうくくってもたら?」

「そうやな。一本にくくってまうしかないな~。

あ、ハル、あたしの部屋から携帯とってきて。」

「はいはい・・・・」


このままだと俺も遅刻なので、できるだけ葵の用意を手伝った。



でも、家をでたのは7時40分すぎで。

これに載れば始業にギリギリ間に合うという最終電車に、

すんでのところで間に合わず、俺たちは遅刻決定となった。