なんで俺じゃあかんねん


見んとこう、見んとこう!

と思ったら、余計に

葵から香ってくるシャンプーの香り、独特の甘いにおいが嗅覚を刺激する。

顔いっぱいに葵のにおいがひろがって、頭がボーっとしてきた。

・・・・これがフェロモンとかいうやつなんか?

人間にも、多少あるっていう。

ふいにそんなことを考えてしまう。

少し朦朧としかけた頭。

引き寄せられるように、葵の方へまた向ける顔。



斜め右上から見下ろす葵は、ただの女の子だった。




近くで見ると、少し茶色いふわふわの髪。

思った以上にやわらかくて無意識に触ってしまう。

髪をなでると気持ちよさそうにちょっと笑う。

ドキ・・・・ドキ・・・・・


知らんかった。

葵って、こんなに肌きれいやったんや。

それに、意外とまつげも長かったんや。

俺よりうんと白い肌に、また女を感じる。

ドキ・・ドキ・・・


もたれている肩幅も、俺に比べたらちいさくて

腕も足も細い。

そうやんな。葵も普通の女の子やねんよな。

わかってたことやのに、改めて感じる葵の女らしさ。

ドキドキ・・・・



さっきから、どんどん、


俺の鼓動が早くなってる・・・・・