「桜木〜」
彩貴が呼んでるのも気にしない。
とにかく殺気を出しながら対応する。
「生徒会に入らない?」
「はいはい...え?」
気付いたときには遅く、私の目の前には署名のような書類。
「何これ?」
「生徒会に入るための書類だよ。今からここに名前書いて。」
「ちょっと待って。私に、もっかいチャンスを....」
「桜木に拒否権はないよね?学校辞めさせられても良いの?」
こいつ........
ムカつくっ!!
結局私は、生徒会に入るための書類に名前を書いてしまった。
「死ね―!!!!」
近所迷惑なことも考えず、叫んだ私は、朝から先生に怒られたのは言うまでもない。