苛々しながら待っていながら携帯を開く。
「げっ!」
あと5分。チャリ通なら間に合うだろうけど、歩きでは間に合わない。
どうしようか迷ってた私の隣にチャリにのった男子が.....
「彩貴!丁度良かった!後ろ乗せて!」
暁彩貴(サキ)。黒縁眼鏡をかけた男子。中学二年の時に仲良くなった。
「はあ!?」
「ほらっ早く!」
信号が変わり、よろよろしながらもなんとか学校に着いた。