父親はどこにいるのか、生きているのか、それさえもわからない。



母さんが死んでから、父さんはどこにいるのだろうか、という疑問にたどり着いた。



親戚は今となってはどこにいるのかわからないし、父親について聞ける人間を俺はしらない。



まあ母さんを捨てた父親なんてもうどうでもいいけど。





そしてちょうど今から二年前、親戚の家がたまらなく嫌になって飛び出し、一人喧嘩やらで荒れていた俺を拾ってくれたのが瑠奈の父親の渉さんだった。




そんなこんなで、明日からの生活が実はすごく楽しみだったりする。



瑠奈ちゃんもいるし、ね...。




~said end~