お嬢サマは脱走犯!?




でもそろそろさすがに限界なんじゃないのか...?



腕を組んで目をつむり、その時を待つ。




─────ガラッ


先に渉さんが足早に出ていき、瑠奈は空いたふすまの向こうから、うつむきながらこっちに歩いてくるのが見える。



...来たか。




「瑠奈」



「は、やと...」


瑠奈の声はとても弱弱しいものだった。