お嬢サマは脱走犯!?





わたしがその名前を出した瞬間、空気が張り詰める。




「...どこでその名前を。いいか、あの組にはかかわるな。

半端な気持ちで口にしていい名前じゃない。」




普段とはあきらかにちがった口調。



これが組長、なの?




このままではなにも教えてくれないだろう、と気づいたわたししかたなく理由を話すことにした。





「モモはね......須藤組の組長の娘、なんだよ───」