ボフンッ... と同時に何かがクッションの上にでも落ちたような音が聞こえる。 なに!? フェンスをよじ登り、モモの落下地点を見下ろした。 そこには、真っ黒な車の上のエアバッグに落ちたモモの姿が見え、それを目にした瞬間、わたしは屋上から降りるために走り出していた。