お嬢サマは脱走犯!?





隼人&翔said




「なんだよ、これ」


「どういうこと...?」



二人して目の前の事実が信じられず、瞬きをするのを忘れていた。







朝、俺たちは二人で学校に登校してきた。



なんかいつもよりも騒がしいな、とは会話をしていながらも大して気にしてはいなかったのだが、教室に行く道々の廊下の人だかりが目に入る。



周りの生徒たちの反応がおかしかったので、その目線の先にあるものをたどっていった。