お嬢サマは脱走犯!?





大丈夫。信じて、と言っているような気すらしてきて......




ああ...さっきの母がわたしの名前を言ってくれた効果だろうか。






わたし、お母さんになら指を切られてもいいや。



そんなさっきとは矛盾する考えが、わたしの頭には浮かんでくる。







あ......いま、気がついた......



わたし、お母さんのことが、、、



─────好き、なんだ






中学生になってやっと気づいたなんて...