.......


「お嬢ッ!!お嬢ッ!!どこですか!!お嬢ッ!!」




「おいっっ!!お前は向こうをさがせ。
俺はこっちをさがす!!」



「ああ、わかった。」





「はっはっ...」



夕日の差し込まない薄暗い裏路地を走り抜ける。



まずはできるだけ身を隠せそうなところ...と考えながら逃げていたのだが、いつのまにかどこかのお寺の敷地内にいたようだった。





「はぁはぁ...ここまでくれば大丈夫かな..「おいっっ いたか!?」」




うそっっ!!こんなところまでっ!?




「いや、いない!!」




どこか隠れられるところは...



おおっっ お寺の縁の下があんじゃん!



...ちょっと抵抗はあるけどしゃーない!!




「ふふっっ まあここに入っちゃえば見つからない♪...よいしょっと..」




よし...足音が離れてくっ!!