春、太陽の日差しが気持ち良い季節。
私たちは、出会った。



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嗚呼、もう面倒。
放課後、誰もいない教室でいつものメンバーとの雑談。


否、陰口を叩く会。とでも言った方が良いのだろうか。
私は、このグループが...苦手。



「でさー高橋がぁ、超うざいんだけどぉ」


「それすっごい分かるわ!てか菅宮って地味じゃね?」


「御神楽《みかぐら》...??」



心の裏で密かに文句を言っていたら、
三人の瞳が此方をジ、と見る。


「あ、ごめんごめん。ボーっとしてたわ」



ケタケタと子供の様に笑うと、
安心した様に皆も笑う。