「おっ、マジで!?」



すると、彼の肩に、人が乗った。


またもやメンバーの人だ。


今度は金髪のギターの人である。




「え…あの…」


わたしは後悔を始めていた。




「りょうちゃん、この子どーするん?」



わたしのことはお構いなしに、ギターの人は彼をつついた。



彼は赤い顔を、ギターの人に向けた。



「なっ…あのなあ、俺がお前みたいにできないこと、知ってるだろっ!?」