*


いつもより遅めについた学校。



ガラッ!!



「席座れ~」


噂の多野先生。

そして…


「今日は転校生がいる。入れ。」


ガラッ!!


はいってきた瞬間に飛び交う黄色い声。

うるさくて窓の外に目を向ける。



「佐藤友哉です。」



どこかで聞いたような声がした。


先生の隣をよく見ると…




「あっ!!あのときの!!」



つい言ってしまった言葉。
だってぶつかったあいつだったから。



すると相手も
気づいたらしくビックリしてる。



周りの目や視線が痛いなか…

「知り合い?んじゃ佐藤は白石の隣な。」



いきなりの爆弾発言。


いやいや先生…周りみてくださいよ。
鋭い視線が半端ないじゃないですか…



でも、

「よろしく。」

そう言って笑った友哉…


初めて見た笑顔に
ドキドキさせられる私…



友哉と出会って私はおかしくなった。