私の好きな人ーーー翔弥(しょうや)は中学が同じで、中学時代ずっと同クラス、そして出席番号が私の次、隣だった。


工業でもないのに男子率がハンパなく多かった中学校。
授業中、「近くの人と相談して〜」とか
「テキトーにグループ作って〜」とか。

先生は簡単に言うけど...

周り男子ばっかだっつーの。
ジョシハイズコヘ。


男子は当たり前に男子に声かけるし、女子って...
みんな向こうに固まってるじゃーん
なんで私だけ遠いんだーい


途方にくれていた...は、言い過ぎなんだけど!
ホントにホントにそれだけの理由でかなり困ってた私を助けてくれたのが、隣の席の翔弥だった。













「しょうがないからお前と相談してやるよ。」


英語の時間、この一言でノックアウト。