あたしの隣は指定席




あたしはそのネックレスを手に取って真帆の方に行った。



「まーほ、和也くんに何買うの?」



「この靴どう?」



真帆があたしに見せた靴は和也くんに似合いそうな靴だった。



ベージュの大きい靴。



「でも、和也くんの靴のサイズわかるの?」



「うん!この前話してたらその話題になったんだぁ〜」



「へぇー」


あたしは頷きながら聞いた。