「…………私の…ですか?」 『小野原が俺の予定を把握してる筈が無いことくらい知ってる』 何だか棘のある言い方に、少しムッとしつつも、私の今夜の予定なんか聞いてどうするんだろうという疑問の方が頭を占拠した 「予定は入っておりませんが、何か仕事の用でしょうか?」 『半分仕事、半分私用と言う名の命令』 「……………命令…ですか」 何だろう…めちゃくちゃイヤな予感がする