「こうやって話したら、みーんな同情する。こっちの気もしらないで。悠莉君だってみんなと同じでしょ?だから優くんのことは忘れようって決めたのに。寝言で言うなんて予想外。」
「僕はそんなっ!同情なんてしな『いいよ、無理しなくて。婚約破棄だって悠莉君が言えばすぐできるでしょ。お母さんたちが仲良しだからって無理に婚約なんてしなくていい。』」
「愛奈ちゃん、何言ってるの!?僕は無理に婚約したつもりなんてないよ!」
「アハハハハっそうやってきれい事並べて、愛想振りまいてればみんなにキャーキャー言われるよね」
「愛奈ちゃんっ!おかしいよ!?どうしちゃったの!?」
「おかしい...?確かにそうかもね。私おかしいよね。今日はホントありがと。」


