「桜子ちゃん… 無理して笑わなくていいよ! 俺でよかったら話聞くよ! ほら!身近な人より俺みたいな他人の方が話やすいでしょ?」 「ありがとうございます、冬馬先輩」 「どういたしまして。俺いちおう先輩なんだから頼りにしてね!」 冬馬先輩… 「じゃぁお言葉に甘えて… 聞いてくれますか…?」 遠慮がちに聞いてみる 「あったりまえじゃん! ここじゃあれだし、どっか空き教室にでも移動しようか! あ、1限目サボっちゃうけど平気?」 「大丈夫ですよ」 あ、1限目サボることは夏実には伝えておこう…