吹奏楽部の恋愛事情



俺と春貴と二人きりの状況・・・


正直言ってめちゃくちゃ気まずかった。


俺も春貴も何も話さないため、


気まずい雰囲気が二人を包み込んだ・・・


俺が何を話そうかと考えていた時、


突然春貴が口を開いた。


「なぁ、悠人。


お前さ一体何したいの?」


春貴がいつもとまったく違う声で問いかけてきたため、


少したじろきそうになったが、


あくまで冷静を装いながら答えた・・・


「何って、


そりゃ愛羅と仲直りしたいだけたよ。」


春貴「じゃぁ、何で愛羅を泣かせてんだよ!!


仲直りしたいんなら素直に謝れよ。


そんな事もわかんねーのか!?」


突然春貴が声を荒げたため、


俺は驚いて声を出せなかった。


でもしばらくしたら、


春貴の発言にだんだんムカついてきて、


俺も声を荒げてしまった・・・


「俺だって最初は素直に謝ろうとしたさ!


でも春貴と愛羅が抱き合ってんのみたら、


なんかすげー腹立ってきて・・・


だから、あんな事____________________」


俺はさっきあった事を思い出し、


なんだかもの凄くいたたまれなくなり、


春貴の顔が見れなかった・・・


すると、


春貴がはぁ、と一つため息をつき、


さっきのキツい口調ではなく、


優しく俺に話し掛けてくれた__________