「暴走族をする目的はなんだ。」
「今は学校の弱い奴らを守るためにやろうと思ってます。」
「なぜ弱い奴らを守ろうと思った。
それに今後はどうするつもりなんだ。」
徹の親父は機械のように無表情のまま質問してきた。
だから俺はあんまりこの人が好きじゃない。
「最近、この学校の生徒がよく他の学校の生徒によりカツアゲされていると聞きます。
なので、守りたいのです。この学校の生徒とこの学校の威厳を。
それと今後は仲間をつくって守る範囲を広げていこうと思います。
僕らはむやみに争おうとは思っていないので。」
徹がてきぱきとそう言った。
俺が徹の親父に圧倒されているのに気がついてくれてフォローをしてくれたのだ。
マジで助かった。



