数日前。


俺ら3人は、慶介の
家に集まっていた。


集まるって言うより、
俺と亮太が押し掛けた。


何をしにきたのかと
言うと…、


「お前も彼女作れよ!
なあ?」


そんなくだらないことを
言いに来た。


亮太が、


「慶介はあんま人と
話したがらないから、
このままじゃ彼女できない!
そんなのかわいそうだ!」


そう思っている。


だから、助けに行きたいと…。


正直、俺はそんなことする必要
ないんじゃねえ?


って思った。


でも亮太がうるさいから
しょうがなく来た。


「はあ?急に来て何かと
思ったけど、そんなことか?」


慶介は迷惑そうに言う。


「そんなことって何だ?
俺たちは心配してんだぞ?」


「心配なんて、余計な
お世話だ!」


そこから言い争いが始まった。


…面倒くせえな。


これが俺の本音。


最終的には、亮太が、


「お前なんてもう知らねえ!」


と言い、その言葉に慶介が、


「出て行け!」


と言って終わった。


慶介に家を追い出され、
2人で帰った。


亮太は帰ってる間中、
何かブツブツ言っていた。