「ゴメン。待ったよね?」 「ううん、大丈夫だよ」 天野君は息を切らしかけていた。 そして、少し汗を流していた。 「天野君、走ってきた?」 「あ、流石に長々待たせるわけには いかないかなって思って…」 大丈夫なのに、優しいな…… やっぱり私、天野君好きだな…… 「で、話したいんだけどいい?」 「うん、どうぞ」 私、なんか落ち着いていられる… 冴ちゃんのおかげかな? 明日お礼言おう。 「と、唐突すぎて 驚くかもしれないけど……」