透き通るような声、 しっかりとリズムに乗ったメロディ、 高音から低音までの広い音域、 全てが私たちを魅了した。 驚きを隠せない父さんはただただ染兄を見つめていた。 そしてその時、朔兄が発した一言は私たちのこれからを鮮明にさせた。 「俺ら兄弟でいつか、バンド組もうぜ!」