「うん・・・」 私はこのとき、長谷部くんに重大な秘密があることをまだ知らなかった。 「おはよー麻瑠ちゃん」 長谷部くんが入ってきた。 「あっおはよ」 樹奈の言葉のせいで自然にしゃべれない/////どーしよー絶対顔真っ赤だ。 「あっそういえば」 話を切り出したのは長谷部くん。 「なに?」 キーンコーンカーンコーン 〜♪〜♪ 私の返事はチャイムにかき消された。 「はなしの続きは放課後ね。教室に残っといて。」 「あっうん。わかった。」