私は、破かれた制服では体中の傷を隠しきれず、どうしようもなくその場でうずくまった。 ー…ばさっ…。 私の体を覆い隠すように上から被さってきたもの。 …わからない。 今、誰に何をされたのか。 ただ、今わかるのは、後ろから、甘い香水を漂わせた人物が何かを被せ、私ぎゅっと抱きしめている。 「-…もう、怖がんなくても大丈夫だからな…」 …その、特徴的な低い声は私の心にしっかり届いた。