「うっ…、うっ……。」 うっ、と言って胸を押さえたままうつむき話さない相手にさすがのともこも慌てる。 「ちょ、ちょっと、あんた病気? 胸が苦しいの?」 さっきまで安眠妨害された怒りにより気づかなかったが よく見れば いや、よく見なくてもなかなかの美男子だ。 「…ぃだと」 「はぁ?」 「この俺様にむかってうるさいって言いやがったな、勇者!! よくも…許さん!! さっさと姫を助けに行け!! そしたら俺様が直々にお前を湯浸しの刑にしてくれる!!」