「ったく、しょうがねーな。俺は倒せねぇからな?わかってんのかよ」



どっこいしょ、と言いながら、さも気だるいと言わんばかりにウージが立ち上がった。



「へっ?」



「へっじゃねぇよ。だから…行くんだろ!もたもたしてんじゃねぇよ。」



嫌だ行きたくないと言っていたのはウージだったはずなのに、突然のことにともこは腹立たしさよりもキョトンとしてしまう



「ウフッ、あの子っていつもこうなのよ。ビビりで、弱虫で、ターボがかかるのが遅いって言うか。踏ん切りがつくまでに時間がかかるのよね。」



「はぁ…」



カーマの