「とりあえず姫を救出にいけば良いんでしょ?」 あまりにものどかな山の姿に結界も無いと聞いてともこは少し元気になっていた。 「まずは作戦を立てましょう。そして敵を知る必要があるわね。」 「そんなのは簡単だ。俺らは城まで案内する。お前が敵を倒す。」 それが当然とばかりにウージは言い切った。 「ちょっと待ってよ!私一人に敵を倒させようっていうの?」 「当たり前だろ、何のために喚んだと思ってるんだよ?」