「謝んないでよ、千咲ちゃんは悪くないんだから」 そう言った颯さんの顔はいつもの大人な表情に戻っていた 「だって、颯さんが自分のこと最低なんて言うから…」 それに比べて私ときたらまるで子供だ 「ごめんごめん。千咲ちゃんが真面目な顔して聞いてくれるからつい話しちゃったよ」 ようやく泣き終えた私に颯さんは安堵の表情を浮かべながら水を差し出してくれた やっぱり優しいじゃん そう思いながら差し出された水を一気に飲み干す