猫を撫でる。



帰りのロマンスカーは、午後三時頃、
新宿駅に着いた。


車内で美梨と涼太は、ずっと手を繋いでいた。
新宿についてもそのままプラットホームを歩いた。


…今日で美梨と涼太は別れる。


それは美梨にとっても辛いことだった。




「美梨!」


聞き覚えのある声がした。



「….えっ?」


振り向いた美梨は戦慄した。