寝る為に灯りを間接照明だけにすると
部屋は一気に扇情的なムードになった。
暗い部屋の中でー
「……美梨、もう一度だけ」
思っていたとおり、涼太は美梨にせがんできた。
わかり切っていたことだ。
美梨は、涼太がくれた一途な愛のお返しをしなければならない。
可愛いルルはとっくに死んでしまった。
美梨はルルの代わりに、大きなロシアンブルーを自分の布団の中に招き入れる。
滑らかな手触りの皮膚を持つ猫。
「…ありがとう。涼太。
こんなにも、深く情熱を込めて愛してくれた人はいなかった。
一生、忘れない…
石垣島のホテルで、あなたの部屋で愛し合ったこと。
短かったけれど、素敵な思い出ばかりだった…
生まれ変わったら、
あなたと一緒になりたい…」

