その子はいろいろ土方さんと言い合って帰ろうとしていた。
けど、障子を開けようとし立ち止まった。
様子がおかしく、
土方さんが
「どうした?」
と訊くと
ここに来る前の記憶が思い出せないといった。
土方さんが
屯所の前で倒れていたというと、
そうではなく、自分が生きていた時代の記憶が思い出せないと言った。
思い出そうとすると頭が痛くなるらしい。
記憶を失った・・・?
土方さんがその子を新選組に預けようとしたけど、
その子は新撰組に入るかどうか土方さんともめていたが、
結局、成り行きで入ることになってしまった。
その子は仮と言って。
けど、その子は人を斬れないとった。
それにその子の時代は人を斬ってはいけないと。
刀はここに来た時からなかったらしい。
するとその子は小刀を出し自分の腕を斬ろうとしていた。
びっくりした。なぜそんなことをやるのか。
結局自分の腕は斬らずに済んだ。
そしてその子は自分の名を言った。
黒崎 真紘 と。
そして、真紘さんの役職は土方さんの小姓と僕の補佐。
土方さんの小姓って大変そう・・・って思った。


