お店を出ると、
「では、私はこれで」
「あぁ」
芹沢がそう答え、沖田さんは軽く頭を下げ行ってしまった。
「俺たちはまだ今日の町をまだ見るぞ」
「はぁ」
正直言って嫌だな~(*´д`)
「あ、そういえば」
「ん?なんだ?」
「さっき、沖田さんが言ってたことだけど、いつもは新見さんと一緒に行っていたのか?・・あとは・・野口とか」
「あぁ。野口たちも知っているのか?」
「え?あぁ、野口健司に佐伯又三郎、平山五郎、平間重助」
「ほう」
「でも、佐伯は先月亡くなったよな。で?いつもは一緒だったのか?」
「まぁな。けど最近、新見は屯所を出たり入ったり。夕食は外食が多くなったな。野口は偶についてくるな。平間は元々いつも一緒にいるわけではないしな」
「ふ~ん」
やっぱり、平間さんはいい人か。
だから・・・・
いや、考えるのをやめよ。


