「どこで知ったか知らんが、俺の癇に障るから斬ったまでだ」
癇に障るから斬るって・・・そんな
「力士に・・?あんたが刀を抜いたから乱闘になったんだろ?何でも癇に障るからって、斬ることないだろ」
「ふん。お前ごときに・・・」
何がわかるかって?
「まぁいい。本題に戻る。お前はそんなことまでして・・・土方たちの反感を買ってまで何がしたい?」
芹沢は何もこと得ず、睨むように私を見て、
何か言おうとした、その時だった。
「こんなところで仲良く昼食ですか」
聞き覚えのある明るい声だ。
「沖田さん・・・」
「沖田か」
声の主のほうを見ると沖田さんだった。
「私もご一緒してもよろしいですか?」
「あぁ、かまわん」
「ありがとうございます」
そういい、沖田さんは私の右隣に座った。
「ところで二人な何をそんなに長くお話していたんですか?」
「え?」
「だって、全然食事に手を付けていないから」
「いや、ちょっと質問してただけ」
「へぇ~・・・。あ、ありがとうございます」
そう言い、運ばれた食事を受け取り、お礼を言った。
「沖田、こいつはなかなか面白い奴だな」
「そうですね。隊もにぎやかになりますし」
食事を置きながら言った。
「・・・・あれ?今日は新見さんとご一緒ではなんですね」
新見がいないことに気付き、不思議そうに尋ねる。
あ、そういえばいない。
今、気づいた~
(*´∀`*)いなかったんだ~。
「あぁ」


