部屋には、私が呼んだ、人達が集まった。
そして土方は、さっきまでのことを話した。
話し終えるとみんなこっちを向いた。
「ねぇねぇ。本当に女なんだな!俺平助!藤堂平助」
「俺は永倉新八だ。宜しく。」
「あ、俺は、原田左之助。見ろよこれ。なんだかわかるか?この傷」
「知っています」
「は?」
は?じゃねーでしょ。お前から聞いたのに。
「その中の傷に、切腹しかけた傷がある」
「おぉぉ」
「切腹しかけたとか、ださっwww」
「な!ダサい!?」
「かっこ悪!」
「な!」
「へぇ、意外ときついんだな。あ、こいつ、斉藤一」
と、藤堂平助が隣にいた人を紹介した。
「・・・・斉藤一」
うわーさすが無口。
「あ、私は、山南敬介です。」
「私は、井上源三郎だ。皆、源さんと呼んでいるから、そう呼んでくれ」
「・・・・・・」
何を言えばいいのか。でも、みんなこんな顔しているんだ。
「じゃあ、早速、今日の昼みんなで一緒に食べよう」
「おぉ、いーですね。近藤さん。皆で食べましょう!」
と藤堂平助が賛成する。
「・・・私は部屋に戻る・・・。沖田さん案内して」
「はーい」
私は再び立ち上がり、障子の前で立ち止まり、
「・・・私は新撰組に入っても役に立てない。人を殺めることはできない。それと私は、血液恐怖症だ。針を手で切ったとか紙で手で切ったとか、ちょっと出た血はみれるが、大量出血とかはごめんだ。それに、お前たちは、最後に私を恨むだろう。憎むだろう。」
「何でですか?」
横にいた、沖田さんが聞いた。
「新撰組・・・この世がどうなっているか知っているのに、よく今まで一緒に入れたなと」
「・・・・?」
「いづれわかる・・・」
私はそういって障子を開けて、みんながいる部屋を後にした。


