【完】彼を振り向かせる方法




思わず前のめりになってしまった私。



「う…うわっ…」


そのときカケちゃんのふわふわとした髪の毛が私の頬に触れて、


すぐに体を離した。



「ははっ…いいねぇ、そーゆう反応。女の子って感じ?」


「ちょっ…」



今度はカケちゃんがグッと顔を近づけてくる。




フワッ____…。



恥ずかしくなって視線を離したちょうどそのときだった。



「…?」


すごく…いい香りがした。



甘い…香り。