【完】彼を振り向かせる方法





そして、そっと気付かれないように隣を見つめる。



本当に同じ制服?と言ってしまいたいくらいの着こなしと、

日焼けとはほとんど無縁の白く細い腕。


チェックのスカートからスラッと伸びた足も、また細い。


華奢で、可愛くて、優しくて……。



人には一人一人に与えられた個性があるって言うし、自分に自信を持たなきゃってことも分かってる。



それでもやっぱり、羨ましい。



あんなにカッコいい彼氏と並ぶなら、このくらい可愛い子じゃないとダメなんだって、思ったりもする。



カケちゃん……どうしてカケちゃんは、なんの取り柄もない私の事を、好きになってくれたの……?





そう頭に浮かべただけなのに



「え……カケちゃん?」



どこかに思いが通じたのか、校門の脇で寄りかかる彼を、見つけてしまった。