だって……カケちゃんは、
沢山の女の子たちとあんなことやこんなこと、してきたんでしょ?
そんな経験豊富なカケちゃんには言いたくないもの。
「…言いたくない。」
「なんで?」
「いや、なんでも」
「んー、なんで??」
「…っ」
そんなクリクリした目で見つめないでよ…。
そりゃあ、あなたその顔めちゃ可愛いけど!
「言わないものは言わない」
丸い瞳に吸い込まれないように、私は顔を背けた。
「て、てゆーか日誌書きなよ!日誌!」
「いや…それはもう終わったし。」
「じゃあっ…「俺、結構しつこいよ」
…え?



