『ヒロチー、おはよー。どう?デートは。うまくいってる?』
ズキッ…。
はは…痛いとこついてくるなぁ……。
苦笑いしながらも画面をスクロールさせてメールの続きを読んだ。
『昨日の夜からヒナギクさんとのデートのこと、ずっと気になっててさ。
ヒロチー緊張して本領発揮できないかも、とか考えてて。
まあとにかく、かなり心配です。
だからって付いてくわけには行かないので、とりあえず言っときます。』
そこで私はゴクリと喉を鳴らした。
『自信持って、とにかく楽しめ』
そして最後に一言、
『んで、ちょっとだけ頑張れ』
と書かれていたんだ。



