[仮]ヒロインは私⁉



グアム、グアム、グアム…?、

え、待って、グアム?
グアムぅぅぅぅうう⁉⁉



「え、海外⁉聞いてないよママぁっ!」


やっと母親の言ってることを理解出来た私は、逆に母の肩を掴み、強く揺する。


「だって忘れてたもの☆」

慌てる私にお構いなしに"てへ☆"と乙女チックに舌をだして自分で頭を小突く。


「…ちょっと、待って。学校は⁉最近入学してばっかじゃん‼」

そう、4月の上旬に華の高校生になった私は、やっとクラスにも友達ができ、学校生活もそこそこ充実し始めてた頃だった。


「あぁ、高校ね。…転校になるのよ。」

転校?てんこう?テンコウ?


って、はぁぁぁあああ⁉